名古屋市は未来の起業家を応援しています
本市では、今後経済規模を維持し世界に遅れることなく成長して続けていくためにはイノベーションの創出が不可欠であると考えています。そして、イノベーションを創出する人材(起業家人材)の育成として、小学生・中学生・高校生それぞれの成長段階や関心に応じた起業家人材育成事業を実施しています。
その中でこの小学生起業家たまご塾は、小学4年生から6年生を対象に、令和2年度から実施しており、本年度で5年目の実施となりました。「起業家精神」や「起業家的資質」の醸成とともに、「起業」が意外と身近であること・「起業」が日本の未来を変えることに気づいてもらうことを目的としたプログラムとなっています。
初年度から多くの方にご応募いただき、本年度までに延べ2,102人の小学生にご参加いただきました。また、本年度初めて、小学生とその保護者の方を対象として「親子アイデア創出ワークショップ」を開催し、18組の方々に御参加いただき大いに盛り上がりました。参加児童とともに保護者様にも起業家精神・起業家的資質の大切さについて、少しでもお届けできたのではないかと思っています。
いずれのプログラムにおいても、参加児童の積極的な姿が見られ、これからの社会を担っていく存在として、大変頼もしく感じた次第です。急速な変化を遂げる社会の中で、それぞれが主人公として活躍されていくことを切に願っております。
最後になりますが、本事業にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
引き続き、本市の産業振興施策へのご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
名古屋市経済局イノベーション推進部スタートアップ支援課
「小学生起業家たまご塾」を実施して
社会の進化はAIやロボットに象徴されるテクノロジーの進化とともに加速し続けています。子ども達が大人になった時の未来は、今の生活とは大きく異なっていることは容易に想像できます。そうした新しい時代を力強く牽引する資質を兼ね備えた人材育成の必要性は、日本に限ったことではなく世界中で求められています。
「小学生起業家たまご塾」は、小学生の皆さんの起業意識の醸成や起業家的資質の向上を図ることを目的とした名古屋市の独自の取り組みです。2020年からスタートし、今年で5年目となりました。
名古屋市は、小学生向けの起業家教育をより充実させたいというねがいから、今年度新たに保護者も一緒に学べる「親子アイデア創出ワークショップ」と、小学校に訪問して対象学年全員に授業を行う「出前授業」を新設しました。より多くの子ども達と保護者の皆さんが経済の仕組みへの関心を深め、起業についてさらに多くの気づきと学びを得る機会となることを目指しています。
また、一昨年度より、放課後等に小学校施設を活用して、子どもたちの自主性・社会性・創造性などを育むことを目的として設置されているトワイライトスクールでも、ワークショップを通してお金の仕組みを知る出前授業を開催しています。
名古屋市の起業家教育は小学生だけでなく、中学生や高校生を対象にしたプログラムもあります。こちらもぜひ続けて参加されることをおすすめします。すごい勢いで変化する時代に飲み込まれるのではなく、その新しい時代を生み出す主人公として、皆さんが活躍することを私たちは楽しみにしています
小学生起業家たまご塾 企画・運営責任者
株式会社ドングルズ 代表取締役 松岡慎也